Book Review!

作者：


レビュー： ココロが軽くなるエクササイズ (単行本)

ココロの病気を患っているヒトはついつい治療を焦ってしまう。

さるきちもよく心療内科の先生に注意されます。
「先生。さるきちはちっとも良くなりません。
このまま治らないんじゃないでしょうか（泣）。」
「さるきちくん。さるきちくんは９年間過食嘔吐してきたんでしょ。
そんなすぐに治りませんよ。
すぐには治らないけれど、確実に良くはなっているよ。
一番ひどかった昔の自分と比べてごらん。」

ココロの変化はちっちゃい頃の身長と同じ
と、この本の著者はいいます。

たまに会う田舎のおじいちゃんには
「おー、大きくなったなあ」って言われます。
でも毎日顔を合わせていたら気づかないものですよね。

だから病状も同じで、毎日変化がな??!
?か見ても
自分を追いつめてしまうだけなのです。
気持ちの変化は月日が過ぎていく中で
いつの間にか楽になっているもの。

なんだそうです。。

誇張されることのない自然な言葉で語りかけてくれます。
最近の美しい言葉で飾られた本よりもずっと、
ココロに染みる本です。

いつの間にか治ってる。

なんだか夢のような話。
いつかさるきちにもその日が来るのだろうか。。


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