Book Review!


作者:アンドリュー・J. ネイサン


レビュー: 中国権力者たちの身上調書―秘密文書が暴いた処世術・人脈・将来性 (単行本)

第一世代が毛沢東周恩来、第二世代がトウ小平、第三世代が江沢民、そして第四世代が胡錦濤たち。
(ちなみに毛沢東から江沢民までは漢字に一発変換できたが、胡錦濤はできなかった。これだけでも笑えたが)
いくら第四世代がテクノクラートの色彩が強いといっても、何せあの国のこと。
まともに受け止めたら馬鹿をみる。にこやかな彼らの笑顔の後ろにある権力闘争。
江沢民の権勢をやっとこ、蹴倒した胡錦濤。彼は表向きは中国トップに立ちながらも、
極めて慎重にことを進めてきた。そして江沢民の上海に手をつけて、名実共に独立した
力を持った。軍部はまだのようだが、そのうちにこれも抑えるだろう。
そして、そんな彼らの眼中には中国人民の「幸福」というものはあるのだろうか??!
?

2千年以上にわたって続いてきた「皇帝制」が、「中国共産党」という亜種になって、ここにある。


更に詳細を見る