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レビュー: 落語百選―春 (ちくま文庫) (文庫)

「それじゃあ落語の『花見酒』じゃないか」だとか、「こういうのを『三方一両損』といって...」だとか、普通のエッセイや経済論議にも、落語の世界がしばしば登場します。昔から、一度元ネタを読みたいなぁ、と思っていました。で、感想は「とてもおもしろかった」です。どの話も健康な笑いや、外国人にはまず理解できないだろうけど我々にはなんとなく分かる江戸っ子的風情に満ちあふれています。各話の最後に付く麻生氏の解説も適切で、余韻を高めてくれます。


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