Book Review!


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レビュー: 二十一世紀に希望を持つための読書案内 (ちくまプリマーブックス) (単行本)

 熱心に本を挙げる人もいる。1冊も本を示さない人もいる。そんな小難しい専門書めいた本を薦めるのか?という人もいれば、やっぱりありきたりの古典を引っ張り出してくるわけねという御仁もいる。ただ、何れにせよ、読書案内だと思って読むよりも、少し個性的な年長者の読書にまつわる思いを、「生き方指南」をいう隠れた標題を持つエッセイとして読むといいと思う。

 だから、間違っても小学生や中学生に薦めてはいけない本だ。(早熟な本の虫ならが大丈夫かもしれないが)とにもかくにも、高校生以上が、少々の薀蓄や先輩風、老婆心を無視して読むならば、なかなかのものである。大人が読むのは更に良い。

 今の若者に手が出ないのは、難しい内容だからではない。「読書」に対する偏見が強?!
??からだ。というわけで、偏見を持たない派と豪語するならば、ご一読願いたい本である。読書案内ではなく、人生の先輩たちからの思い思いのメッセージである。


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