Book Review!


作者:ジャック デリダ


レビュー: 雄羊 (ちくま学芸文庫) (文庫)

未生、死後の精神がありうるとしたら、また倫理の為にそれはなければならないが、どのような形態をもつか。
則ち哲学を終わらせた地点から、それでも哲学を始めるならば、どんな形態の概念がありうるか。
『声と現象』が、精神とは何かを問うた文章だとすれば、それこそ『雄羊』は哲学とは何かを晩年に至って総括するものである。読み、得られるものは大きい。


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