2014-10-29 Book Review! 作者:ジャック デリダレビュー: 雄羊 (ちくま学芸文庫) (文庫) 未生、死後の精神がありうるとしたら、また倫理の為にそれはなければならないが、どのような形態をもつか。則ち哲学を終わらせた地点から、それでも哲学を始めるならば、どんな形態の概念がありうるか。『声と現象』が、精神とは何かを問うた文章だとすれば、それこそ『雄羊』は哲学とは何かを晩年に至って総括するものである。読み、得られるものは大きい。 更に詳細を見る