Book Review!


作者:野村 潤一郎

レビュー: サルが食いかけでエサを捨てる理由 (ちくまプリマー新書) (新書)

著者は獣医とのこと。主に、動物に関する生態学、行動学、進化学などの話題を書いた本。しかし、全編にわたって、なにか素人ぽっさが目立つ。例えば、「アリクイは、「アリを食べるしか俺たちは生きる道はないな」と思ったから、アリを食べるようになったんですが、もしアリクイがほかのものを食べ始めちゃったら、今度はアリが増えすぎて、周りの自然環境に迷惑がかかってしまうわけです。」といった調子。いつ、どのアリクイがそのように思ったのか、そう思えばアリクイになれるのか、それまではアリクイは何を食べていたのか、アリクイがいないところではアリが増えすぎて自然が壊れているのか、などと考えれば分かりそうに思う。


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