Book Review!


作者:島内 景二

レビュー: 教科書の文学を読みなおす (ちくまプリマー新書) (新書)

いやいやながら読まされていたような記憶がある、教科書に出てくる古典や文学の数々。
だけれどよく読んでみると、大恋愛、大失恋、大冒険などがテーマになっていてなんとも面白く、
自分にとって身近なこと、大切なことが書かれていたりする。
これは、「教科書に書かれている文章」だけにしておくのには勿体無いくらい。
その作品が書かれた時代の、「今の風」がたっぷりと封じ込められている。
自分が生きている「今」となんら変わりのない、心の痛み、哀しみ、そして恋の喜び、、、。
人の心のありようは、今も昔も変わらないのだ。
時空を越えて今の自分と重ね合わせ、これらを味わってみたい。
そんな風に思わせてくれる本だった。


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