Book Review!


作者:ヘニング マンケル


レビュー: リガの犬たち (創元推理文庫) (文庫)

 主人公が偶然かかわるようになった人たちのために、迷い、混乱しながら、深みにはまっていく姿にはハラハラさせられた。特にスウェーデンからラトヴィアへ、海路と陸路を使って潜入するようすがスリリング。また、独立運動家たちの命がけの同士愛、愛国心には、そういったものを身近で見たり、感じたりした経験がないせいか、うらやましさすら感じた。しかし、社会主義国ではこんなにも簡単に反体制派の人びとを殺していたのだろうか? 誇張されているとしても恐ろしい。


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