Book Review!


作者:ジル マゴーン


レビュー: 牧師館の死 (創元推理文庫) (文庫)

隔絶された村での牧師館の殺人というシナリオは古典を彷彿させるものがあり、非常にゾクゾクトするものがあった。しかしながら容疑者の数があまりに少なすぎて、半分も読まないうちに犯人も展開も予想がついてしまった。加えて探偵役も含めて、ありきたりの登場人物に全く魅力がない。
事件そのものは単純なのに話はダラダラと進み、読み終えた後はホッとした。思うに探偵役達の安っぽくゆがんだ恋愛ごっこにページを割きすぎで、この類のドラマには興味のない自分は終始イライラした。
新書で求めるにはあまりにお金が勿体なく、古本屋で探すので十分なレベル。
本格派との噂で他の作品は結構高い評価を得ているようであるが、この作品を読んだ限りでは他の作品に手を出そうという気は全く起きなか??!
?た。残念です。


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