Book Review!


作者:真屋 尚生


レビュー: 保険理論と自由平等 (単行本)

「社会的共生」を考えるために保険関係の本を数冊読みました。本書もその観点から通読したわけですが、私の場合は大いに示唆を受けました。保険をめぐる現実の実態を丹念に分析・把握した上で、自由・平等の観点から独自の保険政策論を展開する。現実に立脚しつつ、理想を志向する姿勢に共感しました。いかに現実が厳しくとも、いや、厳しいからこそ、理想を失ってはならないのだ、と考えさせられました。ただ、テクニカルターム・人名・著書名等を含む索引がついていればもっとよかったと思います。「星4つ半」としたいところですが、「半」を指定できませんので、四捨五入して応援の意味も込めて、「星5つ」。


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