Book Review!
警備業は一大産業として君臨しているにもかかわらず、なぜか解説書が少ない。業界関係者でない限り、警備業界のことを理解する機会が豊富であるとは言えないのが現状である。
そこで、警備業の概説書として本書をお勧めする。難解な専門用語はほとんど登場せず、素人が読んでも警備業のことを理解する事が可能だ。警備業界の概況や警備保障契約に関する知識はもちろん、警備員が日々現場で取り組んでいる実務についてもわかりやすくまとめてある。
学術的に警備業を研究したい人にとっては物足りないかもしれないが、本書は「警備保障とは何か」を問う上で必読である。また、実務家にとって、本書が重要文献である事は言うまでもない。いずれにせよ、警備業に何らかの関わりを持つのであれば、??!
?けて通れない文献である。
出版が2003年なので、データは古くなってしまったが、警備業の動向を把握しやすい。初版と第二版も合わせて読めば、過去20年くらいの日本の警備業がどのように歩んできたか、よくわかるだろう。
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