Book Review!


作者:ダニエル・A. ストラックマン


レビュー: 魔術師は市場でよみがえる―タイガー・マネジメントの興亡 (単行本)

ジュリアンロバートソン率いるタイガーと言えば有名ではあったが、私にはジュリアンロバートソンという人物が今まで謎でした。知れば知るほど面白い人間だ。

やっていることの規模も勿論だが一つ一つのポジションを組むまでの執拗な調査は凄みがある。何ヶ月も調査した内容を昼食の間の5分で説明することが求められる組織。大学卒業したばかりの若者やスポーツに傾倒していた若者を採用していた勃興期から自分の保身ばかりを考える人が残るようになるまでの組織の変貌は読んでいてなるほどと感じてしまう。

なぜ、タイガー出身のファンド運営者がこれほどまでに多く現在成功しているのかがなんとなく肌で感じられる一冊。

「投資家がいなければ何も出来なかった。彼らの面倒をみるのは私?!
??義務だ。」という言葉にジュリアンの気概が感じられる。


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