Book Review!

作者：朱 炎


レビュー： 台湾企業に学ぶものが中国を制す―中国市場を狙う日本企業の新たな戦略 (単行本)

私ごとで恐縮ですが、中国へはここ１０年余り、仕事の関係で不定期ですが何回か通っています。

その都度驚かされるのは、その変貌ぶり。

２−３年間隔が空いたときなど、まるで違った国に来てしまったと感じたくらい。こればかりは、いくら口で言ってもわからないと思いますが…

さて、その大変貌を遂げつつある中国は一方で巨大な経済圏に成長しつつあります。

そこに進出しようとする企業にとっては、まるでアメリカ西部開拓時代のような未踏の大地が広がっているとも言えるでしょう。

そして、その中でうまく成功しているのは、台湾企業です。

同じ中国系でありながら、台湾という自由経済体制の中で鍛えられたマネジメント力があるからでしょう。

この??!
?では、その実例が豊富に紹介されています。

これから中国で事業を始める方、あるいはすでに始めていられる方にとっては、最良の本です。

ところで、私のささやかな心配は、隣の国でこうした大変動が進行中だというのに、

日本国内はまるで何事もないかのように、平穏な日々がただ過ぎていることです。

この本を読んで、少しは世界で何が起こっているのか、その一端でも知るようになりましょう。

ここには、日本にいては分からない情報が詰まっています。


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