Book Review!


作者:太田 肇


レビュー: 承認欲求―「認められたい」をどう活かすか? (単行本)

予告されていたので発売と同時に買って読んでみた。太田教授は承認に関する本を何冊か書かれているが、その中でも本書が最も鋭く日本の組織風土と日本人の内面を抉っている。
日本人はキャリアよりも日常の承認を望んでいて、大部屋のオフィスはそのための舞台だ、けれどもそれが逆に気を遣わせて働きにくくしている。規律を重んじるあまりに個性を発揮する機会が奪われてしまい、やる気を失わせている。etc.・・・・・納得!
第3章と第4章は部下の指導育成にそのまま使えるし、第5章はビジネスパースンとしてキャリアを形成するための指針になる。
全体に「なぜそうなのか」がキチッと説明されているので、「そうなんだ」と腑に落ちる。著者は「ハウツー書ではない」と述べているが、ハウツー書よ?!
??も実践に活かせそう。


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