Book Review!


作者:磯辺 剛彦


レビュー: 国境と企業 ―制度とグローバル戦略の実証分析 (単行本)

企業は経済的に合理的な行動をとる。これがこれまでの国際経営論や国際経済学の前提となっている理論だ。
しかし、現実はどうなのかという視点を大事にして分析したのがこの著作である。統計的な実証分析であることがこの本の際だった特徴だ。

ブームにのって出ていった企業もたくさんあることも第4章で「なぜ進出ブームは起こるのか? -自社の戦略か、他社への追随か」で詳しく論じられ分析されている。

各章において、問題意識・理論構築・仮説構築・実証方法・分析結果・議論という構成で書かれている。読み手からしても統一がとれた叙述は読み通すためにも非常にありがたい。しかも、各章ごとに「経営者へのアドバイス」と囲みのまとめがある。これは経営者にとっても有益な助言となる?!
??ず。


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