Book Review!


作者:木原 音瀬

レビュー:レビュー対象商品: リベット (Holly NOVELS) (新書)

最初読み始めて、いつもよりも重くない。思ったよりも軽く読めそうだと思ったがやはり後半ずっしりと重かった(笑)。涙がとまらなかった。

こういった話は賛否両論いろいろと意見はあるけれどもBLでここまで読めるのはすごいと思う。

由紀に打ち明けたとき、「大丈夫だから」と口付けを交わした場面では、由紀は仏のような人だと思った。でもやはり現実は甘くはなかった。

でも由紀を責められない、私もきっと同じだから。

初芝の心の中の孤独な葛藤や自虐心、乾に対する天邪鬼な態度。愛がなくてはここまでとても付き合えない。

現実にはもっと過酷で私たちが想像も出来ないものだと思う。

でも真面目にこの病気に向き合って本を読むでも調べるでもない私にとって!
はこういった形で初芝の気持ちに入っただけでもこの本を読んでよかったと思う。

BLが好きで趣味で気晴らしでストレス解消で読んでいる中、こういった感動を得られて感謝してます。

今までこの病気に関しては甘くも軽くも見てはいなかったが今まで以上に深刻な感情が芽生えてきました。


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