作者：中村 元レビュー： 密教経典・他 (現代語訳大乗仏典) (単行本) 金光明経、理趣経、大日経の現代語訳とあり購入しましたが、実際に現代語訳がしてある部分はほんの数ページで、それ以外のページはすべて訳者の独自の持論で埋められています。 密教とい…

作者：片岡 義男レビュー： 文房具を買いに (単行本) 何気なく寄った本屋で平積みの本を見ていると、ひときわシャレた装丁の本。 タイトルを見て、著者を見て、思わずニヤリ。 手にして中をみたら、これは驚き。見開きで写真とエッセイが交互にあるのです。 …

作者：メディアビューレビュー： 「人生リセット」カタログ―明日への?! ??気が湧いてくる 新たな生き甲斐に出会いもう一つの人生を選択した12人のケーススタディ (単行本) やりたいことをやるためにキャリアチェンジをした１２人のインタビュー集。４０代や…

作者：オズワルド・T. プラットレビュー： 毒舌精神科医の愛の言葉 (単行本) 毒舌の中にもある種のやさしさを求めている人には、あまり向かないかもしれないブラックな感じが・・結構楽しめました。目くじらをたてる人もいるかも知れませんが、この本の毒舌…

作者：ロス キングレビュー： システィナ礼拝堂とミケランジェロ (単行本) ローマ、サン・ピエトロ寺院システィナ礼拝堂天井画は、その一部、手を伸ばし合う創造主とアダムの指先が、映画Ｅ．Ｔ．のポスターに借用されるほど、人口に膾炙している。この天井…

作者：西尾 忠久レビュー： ベルギー風メグレ警視の料理 (単行本) 二人は『ミステリー風味ロンドン案内』などでコンビを組んで仕事をしてきた人たち。西尾さんが文、内山さんが絵を担当している。 シムノンとメグレにゆかりの地を訪ね歩き、関連の施設、土地…

作者：米山 智美レビュー： スペイン巡礼の道を行く―世界遺産カミノ・デ・サンティアゴ (単行本) Yesterday is history,Tomorrow is mystery,Today is a gift.素敵な言葉ですね。現在私も最愛の人と共に、新たな生命の誕生のために癌と闘っております。明日…

作者：いしい きよこレビュー： 湘南暮らし―ローカルでプチブルな海辺のスタイル (単行本) ~よくある海側に暮らす人たちを紹介した本かと思ったら、大磯から葉山方面まで、だだっぴろい湘南地域の暮らしぶりがいろいろな視点でつづられていた。都内まで通勤…

作者：クラーク・アシュトン・スミスレビュー： ゾティーク幻妖怪異譚 (創元推理文庫) (文庫) H.P.L.作品では「クラーカシュ・トン」と呼ばれているクラーク・アシュトン・スミスの短編集です（解説には「クラーカシュ・トン」のサインもあります）。様々な…

作者：レビュー： 木の100不思議 (単行本) 木材というものが、どういうものなのかという事について、第一線の研究者たちが100の項目について熱くしかも分かりやすく語る。木材の良いところ、悪いところ、頑固なところ、愛すべきところ、意外なところ・・・。…

作者：レビュー： 冒険・探検へ行こう―ガイドには載らないルート53 (地図を広げると見えてくる世界のお! もしろ歩き方シリーズ) (単行本) 旅行関連の書籍で定評のあるロムインターナショナルの世界の地理的魅惑地帯を紹介するフォト地誌シリーズの第４弾です…

作者：ジェリー パーネルレビュー： 勝利の嵐〈下〉 (創元推理文庫―地球から来た傭兵たち) (文庫) 「地球から来た傭兵たち」の第三弾が出てから十何年経ったでしょうか。続刊があるようなことが後書きにありましだが、ついに翻訳されないままでした。「戦国…

作者：シーラ リッチマンレビュー： 自閉症へのABA入門―親と教師のためのガイド (単行本) 自閉症の子どもの「言語や生活技能の習得をいかに進めるのか？」という際、本書は役立つであろう。介入・支援効果が実証されている応用行動分析の見方と方法によって…

作者：赤瀬川 原平レビュー： ベルリン 正体不明 (単行本) アカセガワの写真集。『正体不明』シリーズとして3冊確認できている。基本がカメラのアカセガワのアカセガワらしさ満載の写真集で、妻が初登場するがとてもモダンな感じの方で素敵だ。言ってみれば…

作者：青柳 いづみこレビュー： ドビュッシー―想念のエクトプラズム (中公文庫) (文庫) 数年前にドビュッシーが好きだったからとたまたま読んでみて驚きました。こんなに暗い文学的世界が彼の美しい音楽の背後に潜んでいたとは。この本がきっかけでポーを読…

作者：王 由由レビュー： Yuyuのお菓子といっしょに (単行本) お菓子のレシピとエッセイ、雑貨の写真などが組みになって入っている、あまーい本です。写真も綺麗だし、見ているだけで幸せな気持ちに。掲載されているメニューも難しくはなく、簡単に挑戦でき…

作者：山口 雅也レビュー： 生ける屍の死 (創元推理文庫) (文庫) 本格ミステリーの有名作家、山口雅也の長編デビュー作品。死んだ人間が死体のまま蘇るという現象が全米各地で巻き起こっていた。そんななか、大葬儀社の類縁である主人公グリンは、関係者全員…

作者：リー あおいレビュー： アメリカ的ガン闘病記―すべては告知から始まった (単行本) 癌との闘病についてもそうですが、アメリカではこんなやり方をしているということを、作者の体験に基づいて分かりやすく読むことが出来ました。日本でたらい回しにされ…

作者：シャンナ スウェンドソンレビュー： 赤い靴の誘惑―(株)魔法製作所 (創元推理文庫) (文庫) 前作「ニューヨークの魔法使い」も面白かったのですが、それ以上に楽しむことができました。田舎から都会に出て一人暮らしをした女性は「こういうこと、あるあ…

作者：リアン・ホリデー ウィリーレビュー： アスペルガー的人生 (単行本) まず、前半の著者の半生を読み、健常者が全く思いもつかないところで困っているということを理解して頂きたいです。ただ今までに高機能自閉症者による自伝も出ていたので、この書が…

作者：鈴木 緑レビュー： 北欧 デザインと美食に出会う旅 (単行本) 図書館で何度か手に取りながらも、字が多くて読んでる時間がなさそうだからといつも棚に返していた一冊。実際に読んでみると素敵です。旅行記なんだけど、北欧デザインの勉強もできてしまう…

作者：益田 朋幸レビュー： 地中海紀行 ビザンティンでいこう! (単行本) ビザンティン美術の研究者である著者が写真も撮っています。文章がすっきりしているので読み物としても面白いし、旅行の前に読めば美術の予備知識にもなる。食べ物の描写も美味しそう…

作者：レビュー： 最新世界各国要覧 (単行本) 私のような「国オタク」は、最初から１ページづつ読んでいても楽しいが、普通の人はテレビで見た国、特に聞いたこともないような小国が出てきたら、すかさずこの本で調べる、という辞書的な使い方をすると思いま…

作者：ジル チャーチルレビュー： 忘れじの包丁 (創元推理文庫) (文庫) このシリーズは全てとても好きです。最近翻訳が進まないのか新刊がでませんが、、これはシリーズ５作目未亡人ジェーンと年下の刑事の恋人メルとの仲に大きな進展があります。忘れかけて…

作者：立川 直樹レビュー： 続 シャングリラの予言 (単行本) 不良オヤジ２人の対談の続編。前編はバブル期、本編は２０世紀末~２１世紀の変わり目とおよそ１０年の歳月が流れているがそのスタンスは全く変わらない。音楽、本、映画、美術、店、食べ物などを…

作者：小関 由美レビュー： ロンドン・アンティーク物語 (単行本) この本は、私がはじめてロンドンへアンティークを買いに行く時に本屋さんで見つけて買いました。ロンドンを中心に有名な市のマップがかかれていたり、オススメのちょっとしたこと（例えばこ…

作者：スーザン マイノットレビュー： 欲望 (シリーズ・永遠のアメリカ文学) (単行本) 表題作の「欲望」をはじめ、赤裸々で率直で切実で、でもどこか傍観者のような文章が印象的です。欲望とそれにまつわる正直でかすかな感覚の描画です。いわゆる露悪趣味や…

作者：フィリップ プルマンレビュー： マハラジャのルビー―サリー・ロックハートの冒険〈1〉 (創元推理文庫) (文庫) プルマンが『ライラ』シリーズの前に書いた冒険物語。舞台はビクトリア朝のロンドン。孤児となってしまった１６歳の少女サリー。いかにも陰…

作者：桑嶋 幹レビュー： 光と色の100不思議 (単行本) ああ、光って、色って、そういうことだったのか！と長年の謎が解けました。学生時代はデザインの勉強をしていたので色は扱っていたのですが、こんなふうには理解していなかった。高校時代物理が苦手で電…

作者：中山 圭子レビュー： 和菓子 夢のかたち (単行本) すごくいい本。上等な和菓子エッセイ集で、和菓子のこと、名前、かたち、歴史等色々勉強したいなと思って読むには入門本として最適かも。とても読みやすく、内容もしっかりしていておもしろかったです…